先日、クライアントさんの年に一度の会議があり、そこで私動画撮影を担当することになりました。
使ったのは4Kのハンディカメラ(機種名は後で思い出します…)。


実はこうしたカメラの撮影は初めてで、内心かなり緊張。

それでも、事前に何度かリハーサルを行い、なんとか本番の様子を収めることができました。

撮影後は、不要なシーンのカット、表紙とエンディングの挿入、音声ボリュームの調整などをPremiere Proで編集。
数年前に独学で少し触っていた経験が活きて、「なんとかなった…!」とホッとしていたのですが——

3日後、事件が起こりました。

動画編集のトラブルに頭を抱える女性の後ろ姿。白黒の写真で混乱や焦りを表現している。

編集済みデータが開けない…?

SDカードの中には、たしかに動画のキャプションファイルらしきものが残っている。
なのに開こうとすると、こんなエラーが。

「書類“BDMV”を開けませんでした。原因不明のエラーが起きました(-70172)」

え?どういうこと?
格闘すること数十分。

他のパソコンで開こうとしてもデータがない事がわかり、SDカードのデータ損傷という

とても残念な結果を突きつけられました、、。

ですが、気を取り直しパニックになりながらも、何か復活できる方法はないかと調べはじめます。

Disk Drillで動画を復元

データ復元ソフト「Disk Drill」の公式サイト画面。Mac対応の復旧ツールとして紹介されている。

そんな時にたどり着いたのが「Disk Drill」という復元アプリ。
消えてしまったSDカードのデータを、なんと復元できるとのこと。

半信半疑で試してみたら、消えたと思っていたMTSファイルがを発見!!

有料アプリなので(痛い出費、、、)購入し、いざ復元!!
すぐにパソコンに保存して再生も確認。感動しました。

ところが、音ズレ問題が発生…

再びPremiere Proに取り込んで編集を進めていたのですが、今度は別の問題が。
音声と映像がズレていて、どんなに調整してもピッタリ合わないのです。

いろいろ調べたところ、撮影したデータの拡張子MTSファイルはPremiereとの相性があまりよくなく、
音声トラックが正常に読み込まれないケースがあることが判明。

正直、JPEGやPNGのような静止画の拡張子であれば、IllustratorやPhotoshopでパパッと変換できるのに…。
動画って本当に一筋縄ではいかないなあと。

Shutter EncoderでMOVに変換して解決!

拡張子変換ツール「Shutter Encoder」の公式ページ。動画や画像ファイルの変換に対応している無料ツール。

そこで登場したのが「Shutter Encoder」という変換ソフト。
MTSをMOVに変換できると知り、試してみたところ、数分で変換完了。

Premiereに再度取り込むと、今度は音ズレもなく編集がスムーズに進みました。

経験として残ったこと

実は私、数年前にも娘の幼稚園の動画編集を担当したことがあり、そのときも泣きそうになりながら作業していたのを思い出しました。

(撮影したデータをDVDに焼いて、コピーして保護者に配るって作業です。音源の著作権の問題があり、業者にコピーが依頼できなくて、、、。)

動画って、データが重いしwebや印刷と違って取り扱いも難しい。
今回もトラブル続きでしたが、また一つ自分のスキルが深まった気がしています。

私もまだまだ勉強中ですが、失敗を積み重ねながら、一歩ずつ進んでいきたいと思います。

この経験が、どこかで誰かの役に立てば嬉しいです。

使用したソフト・ツール

最後までお読みいただきありがとうございました。

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